今日はナノテックシステムの予備洗浄の重要性について。
ナノテックシステムではナノテックCRというメイン洗剤があるんですが、この洗剤が減膜洗浄から光沢復元洗浄まで使えてとってもオールマイティなんです。
ちなみにCRのCはコンディショナー Rはリダクション(還元)です。
でもいくらこの洗剤が良くても除塵をしていなかったり、油汚れが沢山ある状態では流石に効きが悪くなります。
どういう事かというと・・
本来除去したいワックスの上に油汚れがあると、せっかく塗布した洗剤が油に反応してしまいます。
そして油だけが取れて、取れて、というか若干残った上にさらに他の汚れも残ってしまいます。
そしてその上からワックスを塗布してしまうと、汚れも噛み込んでさらにビルドアップもしてしまいます。
これを防ぐために、油がある箇所は予備洗浄で油を除去してから洗剤を塗布しましょう。
①イオニックウォーター(強アルカリイオン還元水)がある場合はそれを自動床洗浄機にタンクインして洗浄、回収。倍率は汚れによって5〜20倍でいいと思います。パッドはレフパッドシャインもしくはスムーズがいいでしょう。油汚れがひどい場合は前塗布してからの洗浄がいいです。
この作業をする事により油汚れが除去でき、本来除去したいワックスにダイレクトに洗剤を塗布することができます。
この方法はナノテックシステムというより全ての洗浄ワックスにあてはまる事なんですけどね。
スーパーなどで惣菜コーナーと中通路を同じやり方でしていると惣菜コーナーだけがやけにビルドアップして黒ずんでいく。っていうのは惣菜コーナーが油が多いからなんです。
レストランや工場なども同じなので油汚れがある箇所は、前洗浄で油を除去してから洗剤を塗布しましょうね〜というお話しでした。
前にうちで作業した工場の食堂なんですが
ここはそんなに油があるワケではなかったんですが、前洗浄だけでこんなに汚れが除去できてしまいました。
その後は洗剤塗布してリンスまでしたんですが、かなりキレイさっぱりに。
※写真はワックス前です。
上の写真のように汚れがある状態で洗剤塗布していたら、ここまでキレイには出来なかったと思います。
取れる汚れは先に取る、とよりキレイな床面を作ることができます。
ちなみに油汚れがない場所は前洗浄しなくてもナノテックCRのおかげで汚れはしっかり取れるので安心して下さい。
一通りの作業の流れを書いておきます。
①イオニックウォーター(アルカリ性還元洗剤)がある場合はそれを自動床洗浄機(ポリッシャー)にタンクインして洗浄、回収。倍率は汚れによって5〜20倍でいいと思います。パッドはレフパッドシャインもしくはスムーズがいいでしょう。油汚れがひどい場合は前塗布してからの洗浄がいいです。
②前洗浄が終わったらナノテックCRを汚れに応じ20〜40倍希釈液を塗布します。浸透とレベリング機能の反応時間を取るために10分間おきます。
③レフパッドシャインもしくはスムーズにて洗浄。この時もタンクよりナノバブル水を出しながら洗浄します。
④汚水回収後、ナノバブル水を塗布しレフパッドシャインにてリンス洗浄、回収。
⑤残った水を拭き上げし十分に乾燥させます。
⑥ナノテックフィニッシュを塗布
以上の作業を行うと油除去もしつつワックスもビルドダウンでき、剥離作業を永久になくす事ができます♪
ナノテックシステム講習会ではこのような内容ももっと詳しく解説しますので興味がある方はご参加下さいね。
ちなみにうちのクリアシュシュ(ph13.1)で前洗浄してもOKです!宣伝(笑)
20リットルタイプなのでお得です♪
最後まで読んで頂きましてありがとうございました♪
中堂薗孝二(なかちゃん社長)
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