こんにちは!
ナノテックシステム販売代理店の有限会社クリンシア 代表 中堂薗孝ニ(なかどうぞのこうじ)です。
床メンテナンスをしていてこんな問題ありませんか?
- 床がすぐに黒ずんでしまって1年に1回剥離しないとお客様から怒られる…
- ワックスが密着しなくなったから剥離しないといけないかなぁ…
- 入札現場だから剥離するのもなぁ…
わかっているんだけど剥離するのもなぁ…
こんな「ビルメンあるある」よく有りますよね。ボクもよく分かります(笑)
なぜ剥離にこんなにも躊躇してしまうのか?
ではなぜこんなにも剥離をしたくないのでしょうか。
それは端的に言うと時間、資機材、人件費が掛かるから、ですよね。
時間がかかる
剥離剤を塗布し、浸透させる為には時間を置かないといけませんよね。
ワックスの枚数にもよりますが最低20分以上はかかります。
また1回で除去しきれない場合は2~3回と繰り返す必要があります。
この作業を3回繰り返すだけで最低60分はかかってしまいます。
ワックスが除去できても、水洗いによるリンス作業、さらにはワックスを複数枚塗布する時間も必要になります。
乾燥まで入れると相当な時間がかってしまう事になるでしょう。
資機材費がかかる
通常の表面洗浄では少量で済む洗浄剤とは変わって、剥離剤は沢山の量が必要になります。
メーカーにもよりますが、希釈率も3~10倍と濃いめです。
ワックス層が厚めだと反応してすぐにドロドロになってしまいます。
剥離は基本的にドロドロの状態ではまだ剥離剤が必要な状態の為、剥離剤をさらに塗布する必要があります。
そうするとすぐに1缶は使ってしまう事になります。
広さにもよりますが、3缶使ってしまうと剥離剤だけで数万円分かかってしまうことになりますね。
またワックスも複数枚塗布する必要があるため、ワックス代も余計にかかってしまいます。
人件費がかかる
我々ビルメンテナンス業で一番かかっている経費はなんといっても人件費。
売上の7,8割くらいは人件費なのではないでしょうか。
剥離作業では通常洗浄と違って多くの人員が必要になってきます。
普段とは違った作業として
- 剥離剤を塗布(撹拌)する作業
- しゃがんでスミ擦りする作業
- 清水、汚水を運ぶ作業
- 養生作業
が剥離では必要になりますね。
上記作業はほんの一部ですが、これらを行う為に通常より1~2人は多めに入っていた方が作業はスムーズに進みます。
しかし
【作業の人数】×【掛かった時間】×【1人1時間あたりの人件費】=人件費
になってしまう為、人数を入れた分、かかってしまった時間分、余計に人件費が必要になってくるでしょう。
これらを勘案すると
剥離=お金がかかる!
という図式になってしまいます。
お客さまから剥離代として頂ければいいんですが今の御時世そうもいきませんよね。
だから剥離はしたくない。
なぜ黒ずみや黄変が起きるのか。
ワックスはなぜ黒ずみや黄変が起きてしまうのでしょうか。
黒ずみの原因
黒ずみの原因として考えられるのは主に汚れの抱き込みですよね。
これはキチンと洗浄して汚れを除去しないままワックスを塗布していくと起きてくる現象です。
少しの汚れでもそれが何層も重なると黒ずんで見えるようになってしまいます。
あとはアルカリ溶剤を使っていると、被膜が黒ずんでくる原因にもなります。
洗浄したすぐはわかりませんが、溶剤は徐々にワックス皮膜にダメージを与えていきます。
黄変の原因
一般的なワックスは若干ですが、透明ではなく黄ばんでいます。
床だと床材の色などでよくわかりませんが、容器にいれて乾燥させてみると黄ばんでいるのがわかると思います。
これも黒ずみと同じで若干の黄ばみでも層が重なってくるとかなり濃い色になってきます。
これが黄変の原因といわれるやつです。
最近では透明なワックスを売りにしているメーカーさんも出て来ているほどです。
一般的な洗浄作業
ここで一般的な床洗浄作業ですが、
- 洗剤はアルカリ溶剤を使用
- パッドは緑や茶を使用
がよくされている組み合わせだと思います。
うちも以前はこの組み合わせでしていました。
洗剤をポリッシャータンクに目分量でいれて、茶パッドで洗浄してカッパギで汚水回収して、水拭き2回してワックス1~2枚塗布、ですよね。
こういった作業をしていると冒頭のようにワックスが黒ずんでいってしまい、いずれ剥離が必要になってしまいます。
剥離が必要になってしまう原因
ちゃんとしているつもりなのになぜ黒ずんでしまうのでしょうか。
それは洗浄の方法にあります。
- タンク出しで洗浄をすると洗浄剤が床の汚れに反応する時間がありません。
- 洗浄剤が反応しにくいので力(硬いパッド)で洗浄します。
- 硬いパッドで洗浄すると床面はまだらに洗浄されてしまいます。
- まだらに洗浄された床は当然ながら汚れが取り切れていません。
- 汚水を回収しますが、手作業での汚水回収では完全に汚水が回収されません。
- モップ拭きを2回しても床面にはうっすらと汚れが残っています。
- さらにその汚水はアルカリ溶剤の為、ワックス皮膜を徐々に侵していきます。
- 表面に残った汚れや溶剤の上から黄ばんだワックスを1枚塗布します。
- 硬いパッドで洗って床面が荒らされているので1枚では光沢が出ません。
- さらにもう1枚塗布します。
- 汚れが残っている状態の上に黄ばんだワックス2枚塗布して完成です。
うちも以前はこのやり方でした(笑)
この作業方法を年12回も繰り返しているとどうでしょう。
そりゃ黒ずんできたり黄ばんだりしますよね。
ナノテックシステムを導入すれば剥離が永久に不要になる理由
ナノテックシステムを導入し適切な管理をしていくと剥離は永久にしなくてよくなります。
ナノテックシステムは減膜洗浄が基本
ナノテックシステムは減膜洗浄が基本になってきます。
減膜洗浄とは、毎回の洗浄で徐々にワックス被膜を減らしていく洗浄方法です。
この洗浄方法を行うことにより被膜が厚くなっていかず、少ない被膜で管理ができるようになります。
メインの洗浄剤はナノテックCRを使用
ナノテックCRという洗浄剤を使いますが、この洗浄剤はアルカリ性ですが、溶剤は入っていません。
溶剤が入っていない為被膜を傷めない洗浄が可能です。
さらに過剰反応抑制機能とレベリング反応という2つの特徴が備わっています。
洗浄パッドはレフパッド(タン、レッド、グレー)を使用
ナノテックシステムには専用のパッドがあります。
- レフパッドタン:軽~中汚染用
- レフパッドレッド:中~準重汚染
- レフパッドグレー:重汚染
このレフパッドは研磨剤が不織布に編み込まれているため、研磨剤の滑落がなく最後まで均一に洗う事ができます。
一般的な新品のパッドで下ろしたてはよく洗えるんだけど、その後全然洗えてないなーて時ありますよね。
あれっていうのは研磨剤がどんどん無くなってしまって、あとは残った不織布だけで洗っている状態だからなんです。
メーカーさんが推奨している洗浄可能㎡を守って新しいのを次々投入できればいいんですけどね(笑)
パッドが残ってたらまだ使えると思って使うのが当たり前だと思います。
ウチでは古い茶パッドを2枚重ねて使ったりしていました(笑)
レフパッドの場合は、研磨剤と同時に不織布も取れていくので、パッド自体が段々と薄くなっていきます。
薄くなっても不織布自体があれば研磨剤も残っている為洗浄能力は残ったままです。
あんまりにも薄くなった時はその時が交換時期なのでわかりやすいですね。
ナノテックCRとレフパッドを同時に使って初めて減膜ができる=剥離しなくてよくなります。
ナノテックCRとレフパッドを使用した洗浄作業を行うとワックス被膜を平滑に洗浄し、減膜していく事が可能になります。
洗浄した後のワックス被膜は平滑なので、ワックスを薄く塗布しても光沢を出せるようになります。
これらの作業を毎回の定期清掃で行う事で徐々にワックス被膜が薄くなっていきます。
今までの洗浄管理ではワックス被膜が徐々に厚くなり剥離作業が必要でしたが、ナノテックシステムだとワックス被膜が徐々に薄くなる為、常にキレイな状態を維持できるようになります。
- 今までの洗浄方法・・・ワックス被膜が厚くなり剥離作業が必要
- ナノテックシステム・・・ワックス被膜が厚くならない為剥離作業は必要なし
導入するには最初に剥離が必要?
導入するには最初に剥離が必要なんでしょうか?
よく聞かれる質問ですが、剥離する必要はありません。
既存のワックス管理の現場でもナノテックシステムを導入すれば、徐々に減膜していく事が可能です。
ここが導入しやすいポイントだと思います。
弊社も床管理をしていて色々なワックスシステムを見ましたが、ほとんどが剥離からスタートなんですよね。
剥離したくないって言ってるのに~(笑)
他にも沢山の技術、資機材があります。
上記では必要最低限の洗浄剤とパッドを紹介しましたが、ナノテックシステムでは他にもダスターやワックス、ワックスモップなどの資機材も準備されています。
また資機材だけ替えればいいというワケではなく、作業の方法まで論理的に解説したりする講習会や作業マニュアルなどもあります。
力技で汚れを落とす今までのやり方から、知識を頭にいれ、そこに力学をどう合わせるか。
理屈がわかってくると、考えながら現場を作り上げていくので、清掃作業がとても面白くなってくると思います。
ナノテックシステムは専用のダスター、洗剤、洗浄パッド、ワックス等を使う必要がありますが、特別高額なわけではありません。
剥離で悩んでいる方にはオススメです。
詳しく知りたい方は資料を送りますので、お問い合わせまでご連絡下さい。
中堂薗孝二(なかちゃん社長)
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