最近はお手入れが楽なIHコンロがかなり普及していますよね。
でも、ガスコンロでお料理されている方もまだまだ多く、フレンチのシェフも「ガスの方が美味しく料理ができるよ」と仰っているので、実は我が家もガスコンロ派です。
先日、ガスコンロのなかなか落ちない汚れに困っている方がいらっしゃって、
「とにかく五徳をどうにかしてほしい!」という声が、かなり多いことを知りました。
ということで、今回は五徳のお掃除方法をご紹介したいと思います。
ちなみに、前に魚焼きグリルのお掃除方法を紹介したブログも書いているので良かったらこちらも参考にご覧ください。
五徳の素材の種類
五徳には色々な素材の種類があって、素材によっては汚れを落としやすかったり、逆に汚れが付きやすかったりと様々なモノがあります。
まずは素材の特徴をちょこっとご紹介したいと思います。
ホーロー
黒いのが多いのかな?ホーローの五徳。
色が濃いので、汚れや傷が目立ちにくくお手入れにそれほど気を使わなくて良いメリットがあります。
でも長年使っていると塗装が剥がれちゃったり、塗装が剥がれた部分がサビてしまうといったデメリットもあったりします。
ステンレスの五徳ほどは気を使わなくても良さそうなので、お手入れのしやすさを重視するなら、ホーローの五徳がオススメですね。
ステンレス
ちょっと価格が高めなのかな?ステンレスの五徳。
スタイリッシュでカッコイイですよね。
ステンレス五徳は素材そのものでできているので、塗装が剥がれてサビてしまう心配がなく、丈夫で耐久性が高いというメリットがあります。
ただ、ステンレス五徳は熱に弱いので、加熱により変色をしてしまうというデメリットがあります。
クレンザーや食器用洗剤などでこすると大抵の汚れは落とせるし、こまめにステンレスクリーナーでお手入れをすればある程度変色は防げるみたいですよ。
五徳の軽い汚れのお掃除方法
ステンレス五徳は比較的汚れを落としやすいので、今回はホーロー五徳のお掃除はこうやったら楽ですよ〜ってことをお伝えしますね!
軽い汚れには、ぬるま湯100mlに対して重曹小さじ1の割合で重曹スプレーを作り、汚れた部分にスプレーしてスポンジかブラシで擦るという方法がオススメです。
また、日常的な拭き掃除も重曹スプレーを使ったお掃除方法でキレイを維持できると思います。
しかし、長く放置されたようなこびりついた汚れは重曹スプレーでは難しくなってしまいます。
そんな時にオススメなのが、アルカリ性洗剤「グリルクリア」です!
「グリルクリア」はわたしたちがハウスクリーニングの現場でも使っているクリーナーなので、重曹よりしっかり汚れに反応し、短い時間で汚れを落とせるようになりますよ。
五徳のこびりついた汚れのお掃除方法
わたしがオススメするお掃除方法は、「スプレーする方法」と「洗剤液に浸して沸騰させる方法」です。
先に「スプレーする方法」を試してもらって、それでも落ちないひどい汚れの場合は「洗剤液に浸して沸騰させる方法」をしてみると良さそうです。
五徳のお掃除前に準備するもの(スプレー編)
基本的には汚れた部分に直接スプレーし、ブラシでこすって汚れを落としていきます。
【五徳のお掃除に準備するもの】
- グリルクリア
- ブラシ
- クロス2枚(シンクの中で作業するのでシンクに傷が入らないように下に敷いて使うものと、拭き上げ用と準備してください。)
- 手袋
- 洗剤を入れる容器
- 竹串
【お掃除前にしていただきたいこと】
- 換気扇を回したり、窓を開けたり換気をするようにしてください。
- ガスの元栓が閉まっていることを確認してください。
- シンクの中に敷いて使うクロスは、水で濡らしておくようにお願いします。そうすることで、直接洗剤がシンクに触れないのでシンクの変色を防ぐことができます。
五徳のお掃除の手順(スプレー編)
⑴ 外せるものを外していきます。
五徳と一緒にガスコンロの火口といった外せる部分を外していきます。
⑵ 濡れたクロスの上に五徳をのせ、五徳を水ですすぎます。
⑶アルカリ性洗剤「グリルクリア」をまんべんなくスプレーしていきます。
⑷ 洗剤が汚れに反応するように、2〜3分そのまま放置します。
待っている間に、汚れが落ちてきています。
⑸ 時間がたったらブラシで擦っていきます。
別の容器に「グリルクリア」を注ぎ入れ、ブラシの先に常に洗剤が付いた状態でこするとさらに効果的です。
⑹ こすり終わったら、洗剤が残らないようにしっかりと水ですすぎます。
最後はクロスで水分を拭き取って終了です。
お掃除に使った道具類も洗剤が残らないようにしっかり水ですすぎ、水分を拭き取って保管してください。
ガスコンロの火口も同じようにお掃除しましょう
取り外した火口部分も五徳と同じように洗い、バーナーの穴の部分は竹串で突っついて汚れを落としてください。
火口に付いてしまうのは油が炭化した焦げ付きなので、これを放置していると目詰まりしたり、火がつかなくなったりします。
火口部分も忘れずにお掃除するように心がけてくださいね。
五徳のお掃除前に準備するもの(洗剤液に浸して沸騰させる編)
ひどい汚れになってくると、単にスプレーを吹きかけてこすっただけでは落とせないときもあります。
そんなときは、洗剤を温めて洗浄効果をアップさせると汚れはより落としやすくなります。
【五徳のお掃除に準備するもの】
- グリルクリア
- 深めの鍋またはフライパン
- ブラシ
- 手袋
- クロス
作業前には換気扇を回したり、窓を開けたり換気をするようにしてください。
五徳のお掃除の手順(洗剤液に浸して沸騰させる編)
⑴ 鍋にグリルクリアを10倍に希釈したものを入れ、五徳を鍋の中に入れます。
五徳が上まで浸かるぐらいの量がちょうど良いと思います。
また、五徳は火をかける前から鍋に入れるようにしてください。
沸騰してから入れると吹きこぼれたり、ヒビ割れの原因になることも考えられるので、火をつける前から五徳は鍋に入れるようにしてください。
そして、鍋に傷が付いてしまいそうで不安というときは、鍋の底にクロスを敷いておくと良いと思います。
ゆっくりと洗剤液を温めていきます。
洗浄効果が高まり、落ちなかった汚れが浮いてきます。
あまり強火でグツグツ温めると、洗剤液が跳ねたり、五徳がガタガタ動き鍋に傷を入れてしまうことも考えられるので、弱火で5〜10分ほど温め、あとは火を止めて洗剤液が冷めるのを待ちます。
⑵ 洗剤液が冷めたら、洗剤液の中でブラシを使ってこすり洗いをします。
手袋をし、洗剤液に五徳を浸けた状態でブラシでこすります。
それでも落ちない場合は、一晩洗剤液に浸けてみると効果的です。
⑶ 最後はしっかりと水ですすぎ、クロスで水分を拭き取って終了です。
ベタベタだった油汚れと焦げ付きが見事に落ちましたよ〜!
大きな五徳のお掃除方法
鍋に入りきらないような大きな五徳は、シンクに60〜80℃のお湯を張って、その中で「グリルクリア」を10倍ほどに希釈した洗剤液を作り、浸けて洗うと良いと思います。
また、シンクにお湯が張れない場合は、ゴミ袋をシンクに広げてその中で洗剤液を作ってみると良さそうですよ。
五徳のお掃除頻度はどれぐらいが良いのか
ズバリ、お料理をする度にお掃除するのが理想です。
五徳についた汚れは、火で加熱されると焦げ付いてしまい、汚れを落とすのがさらに困難になってしまうので毎回のお料理の度にするのが良いですね。
お料理したあとにお鍋と一緒に五徳も洗うか、一緒に洗えない場合は重曹スプレーや泡立たずに油汚れを落とせるアルカリ電解水「クリアシュシュ 」で拭き掃除をすると汚れを防げます。
こちらのアルカリ電解水「クリアシュシュ」防錆効果もあるので安心してキッチンの拭き掃除にご使用いただけます。
また、五徳をクエン酸でお掃除してしまうと、化学反応で表面に白い結晶がついてしまうことがあるので、クエン酸は五徳のお掃除には使わないようにしてくださいね。
まとめ
今回は五徳の手強い汚れを落とす方法をご紹介しました。
キレイなキッチンでお料理を楽しめるように、みなさんのお掃除の参考にしていただけると嬉しいです。
これからも、みなさんの暮らしが豊かになるようなお掃除ネタをお伝えしていきますので、どうぞよろしくお願いします。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
今回、五徳のお掃除に使用したアルカリ性洗剤「グリルクリア」はオンライン公式ストア「クリンシアストア」やAmazonで購入できますので、良かったらコチラものぞいてみてください。
日常のキッチンの拭き掃除に便利なアルカリ電解水「クリアシュシュ」もオススメです。