以前、トイレの床タイルの黒ずみにお困りのお客様がいらっしゃいました。
どの洗剤を使えばよいか分からず、ガラス用洗剤や某トイレ洗剤を試したものの黒ずみは残り、むしろムラが目立ってしまったとのこと。
この記事にたどり着いたあなたも、床タイルの黒ずみが落ちずに、いろいろ試してはブラシで一生懸命こすった経験があるのではないでしょうか。
それでも落ちない…そんな時に結果が出やすい、「トイレの床タイルの黒ずみを効率よく落とす手順」を、道具2つでシンプルにご紹介します。
正しい手順に切り替えるだけで、汚れがみるみる浮き上がり、トイレ全体がパッと明るくなります。ぜひ参考にしてください。
記事を読まずに今すぐ試したい方は、下記の2商品がオススメです。
トイレの床タイルは黒ずみが付きやすい
公共トイレや利用人数が多いトイレほど、床がまだらに黒ずみがちです。使用頻度が高いほど、尿の飛散や洗浄時の飛沫が床や目地(グラウト)に蓄積しやすく、黒ずみ・ニオイの温床になります。ふたの有無や使い方の影響も大きく、日々の負荷がかかる場所だからこそ、“素材に合った洗剤+適切なブラッシング”が近道です。
トイレの床タイルの黒ずみを落としたい

写真は、黒ずんだ床タイルに弱酸性クリーナー「トイレバスクリア」を吹きかけ、専用の「ステンレスブラシ」でこすって仕上げた例です。クエン酸系では取り切れない堆積汚れにもアプローチしやすく、ナノコロイドのはたらきで汚れを対象物から引き離し、再付着も抑制します。
この2つを組み合わせることで、黒ずみがスッと抜け、本来のタイルの明るさが戻ります。難しい技術は不要。以下の手順に沿って作業してみてください。
床タイルの黒ずみを落とす手順
準備するもの
- 弱酸性洗剤「トイレバスクリア」
- 専用ステンレスブラシ(極細線。目地に届く0.1mmクラス)
手順
- 黒ずみに「トイレバスクリア」をまんべんなくスプレー。数分おいて浸透させます。
- ステンレスブラシで優しく小刻みにブラッシング。目地や凹部は“押し付けずに往復”が基本。
- 水でしっかりすすぎ、乾いたクロスで拭き上げ。洗剤成分と浮いた汚れを残さないのがコツです。
一般的なデッキブラシよりも、極細線のステンレスブラシは凹凸の奥に届きやすく、短時間でムラなく掻き出せるのがメリットです。

左:極細ステンレスブラシ(目地・凹部に届きやすい)/ 右:一般的なデッキブラシ(凹部にムラが出やすい)。
価格は業務用ゆえ高めですが、落ちづらい黒ずみに悩んでいる方には時短・仕上がりの面で十分リターンがあります。
※安全・仕上がりを守るポイント
・素材テスト:目立たない所で試してから本施工へ。未シールの目地や脆弱な目地は強い力でこすらない。
・混用NG:酸性洗剤と塩素系(ハイター等)を絶対に混ぜない。
・仕上げ:薬剤は必ず十分にすすぎ、乾拭きで残留を減らす。
弱酸性洗剤「トイレバスクリア」は公式ショップで購入できます。気になる方は以下からどうぞ。
「トイレバスクリア」は床タイルの黒ずみだけでなく、便器まわりのスケール汚れにも活躍。コーティングされたような仕上がりで汚れが固着しにくく、日々の掃除がどんどんラクになります。

黒ずみを防ぐちょい習慣
汚れを寄せつけない使い方に変えるだけで、黒ずみの再発を大きく抑えられます。
- 男性は座って使用(飛散を大幅カット)
- 流す前にふたを閉じる(飛沫拡散の抑制/※完全には防げません)
- 週1回の目地ブラッシング+月1〜2回の弱酸性洗浄をルーティン化
ほんの少しの配慮と定期ケアで、清潔感とニオイ対策の両方に効きます。この記事が、床タイルの黒ずみに悩む方の助けになれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。



