「撥水コーティング」と「親水コーティング」を比較
「どんなコーティング剤が良いんだろう〜。」とコーティング剤を探していると、「撥水コーティング」と「親水コーティング」を見かけることも多いかと思いますが、「何がどう違うの?」と疑問を感じる方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
「撥水」と「親水」
それぞれの違いをデメリットとメリットを含めて比較していきます。
撥水コーティングのデメリット
- 撥水効果の期間が短め(3ヶ月など。)
- コーティング後の乾燥に時間がかかる(2時間以上かかることも。)
- 水を弾くので便器全体に水が当たらず結果的に汚れが残りやすい(小便器は特に。)
- 劣化してくると艶ボケして輝きを失う
撥水コーティングのメリット
- 防汚機能がある
- 金属の腐食を防止する
- 傷を防止する
- パフォーマンス性が高い
- 開封後、長期保存ができる
「撥水コーティング」は水がかかったときに水を弾き、キレイな水玉ができる特徴があります。
一見、水の弾き方がキレイでパフォーマンス性が高く感じられますが、掃除のしやすさには関係ないように思います。
水玉がコーティングした部分に残るので、結局は水分をこまめに拭き取る必要があったり、水分が乾けば表面に汚れは残ってしまいます。
親水コーティングのデメリット
- パフォーマンス性に欠ける
- 開封後、長期保存できない
- 保存の仕方がメンドくさい
親水コーティングのメリット
- 防汚機能がある
- 金属の腐食を防止する
- 傷を防止する
- 親水効果は半年以上
- コーティング後の乾燥が早い
- 全体に水が広がり汚れの下に水が流れるので、セルフクリーニング効果がある
- 時間が経過しても陶器の輝きを損ねない
「親水コーティング」は水がかかっても親水効果でゆっくりと水が引くので、撥水コーティングのようなパフォーマンス性に欠けますが、水が1箇所に止まることがありません。
膜を形成することで、水流が付着した汚れも一緒に流し落としてくれるセルフクリーニング効果があるのでお手入れもカンタンです。
親水効果で水滴が付きにくくなるので、撥水コーティングよりも水垢の予防に効果的で、コーティング後の掃除はラクになります。